過去ログ - 中2病SS『ようこそカスミへ!』
↓ 1- 覧 板 20
888:SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)
2012/01/02(月) 15:14:33.94 ID:Ffy55hKDO
――――――
橘花はガラリと医務室のドアを開けた。
榛名を信頼していない訳ではないが、見ておかなければならない、様な気がする。
カーテンをカラリと開けた。
ピッ、ピッ、と無機質な音だけが響き渡る。
ベッドに横たわる新兎。
能天気にも気持ち良さそうに眠っているではないか。
この先どうなるかも分からないのに。
どうしたいのか、どうしてやれば気がすむのだろうか、
最早分からずただ、見つめているだけしか出来ない。
月並みの表現ではあるが、彼女は苦虫を奥歯で潰した様な表情をしながら顔をあげる……と
目の前に男の姿が。
敷島でも、霧島でも、駿河でも、この戦艦の誰でもない男の姿が
橘花「な、ん、で」
見慣れた男の姿。でも、一番見たくない男の姿。
「お前は私と一緒だ。」
橘花「違う!私は……違う!違う!」
「大きな『意』の前には、為すすべもない。そうだろう」
橘花「違う……」
「お前は私だ」
橘花「違う!違う!違う!」
ガラッ
敷島「な……何が違うんですか閣下!」
橘花「侵入者よ!追い出して」
敷島「侵入者もなにも……」
橘花「早く!」
敷島「そこには神前しかいませんじゃありませんか」
それは、一瞬にして消え去る幻だったのか
彼女の指差した先には確かに、神前新兎彼一人だった。
1002Res/757.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。