120:マクロスS ◆uYkn28wwx9Nx[sage saga]
2011/08/19(金) 22:51:17.80 ID:FoJ5E9Bl0
春菜「私は今、インディーズ界で注目の女子高生バンド、放課後ティータイムの楽屋の前に来ております。
ライブが30分後に迫っておりますが、彼女達はどうしているのでしょう。
早速楽屋に潜入してみたいと思います」
女性レポーター、岡田春菜がドアを開け、楽屋に入ると、少女達の賑やかな声に出迎えられた。
唯「あ〜んりっちゃん、ずーるーいぃ!
イチゴショートは私が狙ってたのにぃ」
律「いつも言ってるだろ?
早い者勝ちだって」
紬「まぁまぁ唯ちゃん、チーズケーキもおいしいわよ」
春菜「えぇ、これはいったいどういうことでしょうか?
間もなくライブだというのに、放課後ティータイムの皆さんは、お茶を楽しんでいるようです。
とりあえず、インタビューしてみましょう。
あのう、リーダーの律さん」
春菜が、黄色いカチューシャをつけた茶髪の少女、リーダーでドラム担当の田井中律に話しかけると、少女は振り返り、こちらも楽しくなるような笑顔で答える。
律「はい?」
あぁ、レポーターの人ですね。
聞いてますよ。ようこそ」
春菜「あ、ありがとうございます。
それより、これはどう言うことなんでしょうか?」
律「へ?」
春菜「もうすぐライブだと言うのに、こんなことしててよろしいんですか?」
律「あぁ、これ?
リラックスだよ、リラックス」
春菜「リラックス……ですか」
春菜が怪訝な顔で問い返すと、ヘアピンで前髪を留めた茶髪の少女、ギター担当の平沢唯が、人懐っこい笑みを浮かべ答える。
唯「そうそう、いい演奏するためにはリラックスしておかないとね」
春菜「はぁ、なるほど」
唯「リラックスにはムギちゃんのお茶とお菓子が一番なんだぁ」
春菜「そうなんですか。
なんか、バンド名そのまんまって感じですよね」
律「うちらいっつも放課後にお茶しててさ。
バンド名、そっからつけたんだ」
春菜「ははは、安直ですね」
律「悪かったな」
春菜「いえ、すみません」
冗談っぽく律に睨まれ、春菜は恐縮した。
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