過去ログ - 唯「マクロスS」
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124:マクロスS ◆uYkn28wwx9Nx[sage saga]
2011/08/19(金) 23:00:07.62 ID:FoJ5E9Bl0


澪「でもどうして、さわ子先生は士官学校やめられたんですか?」

さわ子「やっぱり、空飛んでないと感覚忘れちゃうからね。
大事な時に役に立てなきゃ困るでしょ?」

澪「確かにそうですね。
軍人たるもの、市民を守れなければ意味ありませんから」

さわ子「そうね。でもね澪ちゃん」


そこでさわ子は初めて表情を引き締めた。


さわ子「いくら市民のためと言っても、自分を犠牲にしてはだめよ」

澪「は、はい」

さわ子「だってぇ、恋人も出来ず死んじゃったら死んでも死にきれないもんねぇ」


さわ子は、あっと言う間に荘厳を崩し、くねくねと体をくねらせた。


澪「うふふ、まったく、さわ子先生はぁ」


つられて澪も笑顔を見せたその時だった。


アカネ「未確認艦隊接近中、ベア、レオ、タイガー、各隊、出撃準備!」


スピーカーを通し、部屋に艦内管制士官、佐藤アカネの声が響いた。


さわ子「いきなり来るなんてね〜。
澪ちゃんって、敵女?」

澪「なんですかそれ?
雨女とかじゃないんですから」

さわ子「あはは」

澪「冗談言ってる場合じゃありません」

さわ子「まぁそうね」


二人は表情を引き締めると、艦載機格納庫へ向かって駆け出した。




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