165:マクロスS ◆uYkn28wwx9Nx[saga]
2011/09/16(金) 23:04:59.86 ID:Xr7U5f5a0
澪「いいんだ優ちゃん」
優「澪さん……」
澪は優の肩に優しく手を置くと、笑顔を見せ、続けた。
澪「はっきり言われて、なんか吹っ切れたよ」
優「澪さん」
澪「二人ともありがとう。
とりあえず行ってくるよ」
澪は、少し軽くなった足を、受賞式会場の方へ向け、歩き始めた。
澪(ありがとう、和、優ちゃん。
落ち込んでいる場合じゃないよな)
澪は、二人の優しさに触れ、思う。
澪(私には、和や優ちゃんをはじめ、守らなきゃいけない人がたくさんいる。
そして、このサクラガオカに暮らす人達が、この子と同じ目にあわないようにするために……
私と同じ思いをさせないために……)
澪は、再び右手で服の胸元をぎゅっと握る。
澪(そうだよな、尚子)
歩き始めた澪の表情は、先ほどとは違い、決意のこもったものになっていた。
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