193:マクロスS ◆uYkn28wwx9Nx[saga]
2011/09/21(水) 21:14:14.20 ID:9GGCkvJq0
―――
梓「これは……」
目的宙域に到着した梓は、その惨状に思わず息を呑む。
そこにあったのは、二桁に及ぶ味方のバルキリーの残骸と、その中で残っている味方機を追い掛け回す、数機の敵機の姿だった。
信代「またあいつかよ!」
敵指揮官機を視認した信代が、いつになく、激しい感情をむき出しにして、はき捨てるように呟く。
梓「信代先輩?」
澪「信代、落ち着くんだ」
信代「……了解」
辛うじて冷静さを保っている信代を確認した澪は、梓に続けた。
澪「梓、あれは敵指揮官だ。
かなり強いが、私たち3人が力を合わせれば、どうってことない相手だ」
梓「了解!」
梓は、いつもの優しい声音に戻った澪に、安堵し、答えた。
澪「ラビットリーダーより、ブラウンリーダー。
敵指揮官機は私達に任せて。
他は頼む」
三花「ブラウンリーダー了解」
澪「信代、梓、ラブリーハートだ」
信代梓「「了解!!」」
澪のその言葉と同時に、3機のバルキリーが、ソブギン目指し突っ込んでいく。
そして、接触しようとした寸前、梓と信代のバルキリーは、左右に大きく展開し、澪とソブギンの視界から消えた。
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