32:マクロスS[sage]
2011/06/08(水) 20:44:11.65 ID:cOEQcqmm0
―――
姫子「とはいったものの……
持ちこたえるのも一苦労ね」
未知子をかばいながらの戦いだからと言うのももちろんだが、1期、明らかに動きの異なる機体があった。
姫子「指揮官クラスってとこかしら。
それならこいつを倒せば活路が開けそうね」
とは言うものの、対峙している姫子には自分と敵機との実力差が、手に取るように分かった。
姫子「これは、澪でも無理かもね。
やれるとしたらさわちゃんぐらいかしら」
食いしばった歯の間から、悔しそうに呟く。
姫子「いちご、未知子つれて先に行って」
いちご「やだ」
姫子「やだじゃない!澪と私なら何とかできる!」
いちご「なら彼女が来るまで」
姫子「澪が来るぐらいまでなら何とか持ちこたえてみせるわ。
だから早く!」
いちご「……分かった」
いちごは、姫子の意思が変わらないことを悟り、指示に従い、未知子を連れて撤退した。
姫子は僚機が去ったのを確認すると、敵機へと集中した。
相手との実力差は認めざるを得ないが、それでもあきらめるわけにはいかない。
姫子はGの限界に挑戦するかのように、機体を振り、相手を揺さぶろうとする。
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