63:マクロスS[saga]
2011/07/11(月) 21:31:17.45 ID:W5HBytWl0
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紬「りっちゃん、唯ちゃんおはよう」
紬は、合鍵で律と唯が住むアパートのドアを開け、挨拶をするが、部屋の中からは何の返事もない。
紬は、やっぱり二人はまだ寝ているのだと思い、二人の寝室へと向かった。
紬「ほら、りっちゃん、起きてぇ、唯ちゃんも」
ベッドが二つ置かれただけの、簡素な寝室に入ってみると、思ったとおり、二人はまだ、夢の世界を楽しんでいる最中だった。
律「うぅ、後5分」
紬「だめよ」
唯「今日は日曜日だもん、まだいいよぉ」
紬「だめだって、バイトに遅れちゃう」
律「まだ10時だろ?大丈夫だって」
紬「今日からバイト先、変わったでしょ」
律「あっ、しまった!」
律は紬の言葉で、ベッドから跳ね起きる。
律「おい、唯も起きろ!!」
唯「ほえぇ、りっちゃんとムギちゃんでいってきてぇ」
律「こら」
唯「あいったぁ」
唯は律に小突かれ、頭をさすりながら、やっとベッドから這い出してきた。
唯「りっちゃん酷いよぉ」
律「唯が起きて来ないからだろ〜」
涙目の唯に、律は笑って返す。
紬「それより二人とも、急いで顔洗ってきて」
唯「えぇ、朝ごはんはぁ?」
律「さすがに間に合わないだろ?」
唯「ぶー」
紬「唯ちゃん、今日は我慢して」
律「新しいとこで、いきなり遅刻って言うわけにもいかないからな」
唯「しょうがないかぁ」
律と紬の言葉に、唯はしぶしぶ動き出した。
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