78:マクロスS[saga]
2011/07/11(月) 22:01:45.47 ID:W5HBytWl0
梓「同じく、秋山大尉の部隊に配属となりました、中野梓少尉です。
澪せ、いえ、秋山隊長のお力になれるよう、微力ながら勤めさせていただきます」
今度は、小柄なツインテールの少女が、一歩前に出ると、生真面目そうに敬礼をする。
澪「梓……」
梓「お久しぶりです、澪先輩」
澪「と言っても一昨日まで同じ部隊だったじゃないか」
澪は、小柄な少女に、こぼれんばかりの笑顔で返す。
中野梓少尉は、澪の士官学校の後輩であっただけでなく、澪がベア中隊に配属になる、一昨日まで、同じバーミリオン大隊に所属していた。
澪「梓が一緒なら心強いよ」
梓「そんな」
他意のない澪の言葉に、梓は頬を赤らめ、俯いた。
さわ子「どう澪ちゃん。
これだけ優秀な二人ならいいでしょ?」
澪「はい!」
さわ子「でもね、澪ちゃん、これだけは覚えておきなさい」
見知った顔に喜び、いつになく浮き足立っている澪に対し、鋭い目つきになったさわ子が続ける。
さわ子「澪ちゃん、これからは、貴方がこの二人の命を預かるの。
貴方の判断一つで、子の子達が命を落とす琴だってあるわ。
それだけは、肝に銘じておきなさい」
澪「はい」
さわ子の真摯な訓示を受け、澪は決意のこもった瞳で復唱した。
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