14:1   ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 09:51:10.81 ID:qsaXy1geo
  休み時間になると、一人の女の子が暁美さんに近づいていった。 
  彼女の名前は榊美弥ちゃん。 
  学園新聞部に所属していて、日々スクープを追っている女の子である。 
  
 美弥「あのー、ちょっと良いかな」 
 暁美さん「何かしら」 
 美弥「クラスのみんながね、聞きたいことがあるって言ってるから答えて欲しいんだけど、今時間は大丈夫かな?」 
  
  普段は怖いモノ無しにどんどん突き進むタイプの子だけど、転校生ということも手伝って、積極的には聞けないみたいだ。 
  でも、朝のホームルームから、さっきの一時間目の授業中に、いつクラスのみんなに聞きたいことを聞いたんだろう? 
  
 さやか「あ、ごめんまどか、まどかに手紙回すの忘れた」 
  
  さやかちゃんに聞いてみると、そんな答えが。 
  それを聞いて考えてみると、みんなに回しているみたいだし、聞きたいことが重なってしまうだろうから、大丈夫だったのかな、と思う。 
  それに、さっきはどことなく夢のことを思い出そうとして上の空だったし。  
  
 まどか「だいじょうぶだよ、お誕生日とか聞こうかなって思ったし」 
 さやか「その質問はなかったなあ」 
  
  ……無かったの? 
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