35:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 21:37:34.83 ID:vwb9S0iro
教室に入るまで、ほむらちゃんの姿を探したけど、どこにも見当たらなかった。
もしかして迷ってたりするのかな?
きょろきょろと辺りを見回して、それから姿が見えないのを確認してため息をついた。
さやか「ご執心だねえ」
まどか「わ、な、何のこと?」
さやか「アケミンの事でしょ? いやぁ、お熱いわー」
アケミンって、そんなあだ名ぜったいおかしいよ。
仁美「アケミン……それは、二人の間だけに伝わる秘密のキーワードなんですか?」
さやか「昨日来た転校生さんのあだ名だよ、絶対いいと思うんだけどな」
仁美「暁美さんだから、アケミン……栄養素でありそうですね」
確かに。
コラーゲンとかヒアルロン酸とかと一緒で美容に良いに違いない。
さやか「まどかも納得したような顔をしてるし……」
ほむら「何を納得したのかしら、気になるわ」
さやか「うわっ、ホムラン!」
ほむら「……それ、私のあだ名なのかしら」
ほむらちゃんは不満そうだ。
確かに、淡々と感情が動かない人に対して、少しファンシーすぎるあだ名だと思う。
どうせあだ名を付けるのならもっと格好良いような……。
もっと格好良いような……。
ほむら「私のことは名前で呼んで」
さやか「せっかく夜眠らずにあだ名を考えたのにぃ」
ほむら「一晩考えてそれなのかしら?」
さすがほむらちゃん、容赦が全くなかった。
さやかちゃんはうなだれてしばらく喋らなくなった。
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