45:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/11(土) 23:23:50.52 ID:M9uZpWPCo
まどか「でも、でもわたし、マミさんみたいな力が得られるんだったら……」
マミ「ありがとう、そういって貰えるだけでも嬉しいわ、私はまだ戦える」
まどか「マミさん孤独だって、寂しいんですよね? だったら」
マミ「ふふ、実はね、誰かは秘密だけど、私と戦ってくれる人を見つけたの」
え?
マミ「本当はね、先の出来事のあと、もう戦うのが嫌になったの、自分が浅ましいって思えてきて」
まどか「そんな! マミさんはこの町を守ってるんですよね? 浅ましくなんて無いですよ!」
マミ「守ろうとしていた人を利用して、あなたを自分の仲間にしようとしたのよ、自分の利益のためだけに」
マミさんは自嘲しているかのように、笑い声混じりで話す。
マミ「自分がやるせなくなって、一人でいたら、頬を引っぱたかれたわ、あなたがこの町を守らないでどうするのって」
まどか「その人も……魔法少女なんですか?」
マミ「ええ、私にはそんな資格無いって言ったら、だったら二人で戦いましょうって、不思議よね」
まどか「不思議?」
マミ「ほとんどの魔法少女ってお互いいがみ合っているの、信用出来ない人ばかりなのよ」
驚いた。
マミ「魔法少女は利益のために戦う、正義の味方でも何でもないの」
まどか「でも、マミさんは!」
マミ「そう、思おうとしていただけなのよ、そう思ってないと孤独で仕方なかった」
まどか「事実じゃないですか……わたし達だって、助けてくれたじゃないですか」
マミ「いつの間にか最初の気持ちなんて忘れていたわ、ああ、この人達は弱いんだってそう思っていたのよ?」
まどか「どういう、ことですか?」
マミ「自分が守ってやらないと死んじゃうどうしようもない人たちってね、見下していたの」
それが何かいけないのかな。
一人でいて、寂しくって、そう考えるしかなかったら。
マミ「襲われた人を助けるのも、利益を得るのも全部自分のため、不利益も自業自得。そんな魔法少女に、ただ自分の仲間が得られるかもって考えて、巻き込もうとした、本当に申し訳ないことをしたわ」
まどか「でも、わたしも魔法少女になれるのなら!」
マミ「ダメ、そんなの私が許さない」
まどか「そんな……」
マミ「鹿目さんが私のためを思って考えてくれる、その気持ちは嬉しい、だからこそ、同じ目には遭わせたくない……そうだ、美樹さんにも伝えておいて、魔法少女になっては絶対にダメだって」
マミさんの仲間はさやかちゃんじゃなかった。
ってことは、ほむらちゃん?
でもほむらちゃんは魔法少女の事なんて全く知らない風だった。
今日だって一緒にいたのに……。
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