過去ログ - 観測者のメランコリー
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11: ◆rVDRt1VsVI[saga sage]
2011/06/09(木) 17:21:53.32 ID:58E1B54qo
急いで自転車を走らせて、集合場所へ急ぐ。
腕時計を確認すると、ハルヒの電話から五〇分ほど時間が過ぎていた。
時間に余裕を持たせて出てきたはずなのだが、そういう時に限って予想以上に信号で足止めなどを食らってしまう。
その結果が、この有様だ

「間に合う……か?」

金には一応余裕を持たせておいたが、こう毎回財布扱いされてはたまったものではない。
まぁ間に合ったからといって財布扱いされないかというとそうでもないのだが。
などと考えているうちに、あっさりと集合場所に着いていた。

「おっそーっい!何考えてんのよ、キョン!」

そう言って俺を指さすハルヒは、言葉の割には少し上機嫌に見える。
これでも上機嫌な方なんだ。察してくれ。

「集合時間には間に合っているはずだぞ?それにお前以外はまだ来てないじゃないか」

そう言って少しの違和感。
ハルヒ以外にまだ来ていない……?
喉元まで何かが出かかっているのに、それがなんなのか分からない言いようのない不安に襲われる。


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