14: ◆rVDRt1VsVI[saga sage]
2011/06/09(木) 17:24:26.88 ID:58E1B54qo
俺の質問に、ハルヒがあっけにとられた表情で固まった。
まるで何が言いたいのか分からない、とでも言いたげに。
首の拘束が緩まったので首を少し傾け視線をずらすと、視線の先の少女も俯いてしまっている。
なんだ、この空気は……俺はおかしなことを言ったか?
「あんた……ギャグでも言っていいことと悪いことは弁えたほうがいいわよ?」
ハルヒの表情は、冗談が消え真剣そのものだ。
だからこそ、俺にはこの状況が異様なものとしか思えないのだ。
ギャグ?いったい何がギャグだって言うんだ……
「いや、だって普段のメンバー……が……」
と言いかけて、俺の頭に電流が走る。
バラバラになっていたピースの数個が、かろうじて繋がるような感覚。
そうだ……長門に朝比奈さん、そして古泉……
なぜその存在を今まで忘却していたのか、それは不思議でならないが……今はそんなことを考えている場合ではない。
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