22: ◆rVDRt1VsVI[saga sage]
2011/06/10(金) 15:13:17.65 ID:TSaJXMUco
「あ、あのぅ……涼宮さん……いいんですよ……」
涼宮、と呼ばれた女はなにやらご立腹らしく、ルカ子に制されてもなお目の前の少年の胸ぐらをつかんで離さない。
「そうはいうけどね、漆原さん。ギャグにしてもこれは……許すわけにはいかないわよ」
そんな様子に、ルカ子の瞳の潤みが増していく。
どこへ行っても、ルカ子は相変わらずなのだな……
「ハルヒちゃん、ちょっと落ち着いてー」
気づくと、俺の横にいたはずのまゆりが涼宮と少年の間に割って入っていた。
まゆりがこういう風に突然ふらりと行動を起こすのは昔からなのだが、やはり一瞬まゆりがいなくなる感じは慣れることが出来ない。
涼宮はまゆりとルカ子の顔を一瞥し、フンと鼻を鳴らすと男の胸ぐらを離した。
納得は出来ないが仕方ない、と表情が物語っている。
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