過去ログ - 観測者のメランコリー
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24: ◆rVDRt1VsVI[saga sage]
2011/06/10(金) 15:19:27.13 ID:TSaJXMUco
「……で、そこに立ってる人が?」

突然涼宮の視線が、茫然と立っていた俺の方へ向く。
視界の隅ではルカ子がキョンに「大丈夫ですか?」と駆け寄っているのが見えた。

「そう、オカリンなのですー」

「ふーん、へぇー……」

じろじろと品定めするように向けられる視線は、正直今の俺には不快でしかなかったが、平静を装う。

「なるほどねぇ……思ってたよりは普通なのね。マッドサイエンティストって言うからもっと奇抜な人かと思ってたわ」

この口ぶりからすると、どうやらこの涼宮という女とは初対面らしい。
正直、初対面であることが分かったのはかなりありがたい。無駄に話を合わせたりする必要もないわけだ。
状況から考えるに、まゆりが俺を紹介して会うことになった……と言ったところか?
いやしかし、ダルは『俺が』誘ったと言っていたな……
いまいち状況を掴めない俺が黙っていると、涼宮は右手を差し出してきた。

「私は、SOS団団長の涼宮ハルヒよ。よろしく、岡部倫太郎さん。いや……鳳凰院凶真さん、のほうがいいかしら?」


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