過去ログ - 観測者のメランコリー
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6: ◆rVDRt1VsVI[saga sage]
2011/06/09(木) 17:15:45.17 ID:58E1B54qo
『まぁいいわ。その様子だとどうせ暇なんでしょ?』

こいつがこういう風に言うときの次の言葉は大体予想が付く。
だから俺は電話を片手に外へ出かける準備を始めているわけなのだが。

『駅前の広場に集合ね、時間は今から一時間後。もちろん遅刻は厳禁よ』

「……一応聞くが、拒否権は?」

『あ、あとお金は十分に持ってきなさいよー。あんたいっつも財布ギリギリじゃない』

「……オーキードーキー」

俺の返答が聞こえたかどうか知らんが、ぶつっと通話が切れた。
人の財布の中身の惨状を、誰のせいだと思ってんだあいつは……
まったく、呆れ返るほどのマイペースさについため息が出る。
まぁ、なんだかんだで従ってしまう俺も、なんだかんだで楽しんでるのかもしれないが。


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