過去ログ - 暦「八ッ九寺ーーー!!!」梓「キャーーーッ!?!?」
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50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/11(土) 12:07:16.73 ID:JmuDwYSLo
【八月四日 午前九時】

火憐に連れられて、自転車で隣町の彼女の通う高校、私立桜ヶ丘高校まで辿り着いた。

片道50分程度

こんな近くの高校にも関わらず、僕は名前すら知らなかったとは神原が驚く理由も一割位は理解できる。

残りの九割は割愛しておこう。

正門の前には恐らく、この県内では前代未聞の数であろうテレビの取材陣と、事件を知った地元の人達が、砂糖に群がる蟻の様に、ウヨウヨとそこに集まっていた。

その中には彼女の友達だろうか、彼女と同い年位の女の子達が、泣き崩れながら、真意を確かめようと、その場に居る警察や学校の関係者であろう大人達に、ちぎれそうな声で叫んでいた。

僕が火憐に連れられ、ここまで来た理由は、目の前にいる泣きながら叫ぶそんな彼女達と同じだろう。

ただ、現実か、事実か、それを確かめたかっただけなのだろう。

現実であり事実であるそれを

最後まで受け入れられなくて、自分の眼で、自分の耳で確認したかっただけなのだ。


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