104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 18:59:12.98 ID:IrZ68Ybwo
男「……何度も何度も、繰り返した」
男「時には遠ざけたり、辛く当たってみることにもした」
女「……ええと」
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 18:59:59.16 ID:IrZ68Ybwo
女「すみません……」
男「ん?」
女「途中から少し分からなくなってしまって……」
106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 19:00:51.06 ID:IrZ68Ybwo
女「それに悪戯好きで、その対象はいつも私」
女「時には腹が立つこともされましたけど、今となってはいい思い出です」
女「怒られたときに、しゅんとする表情なんて」
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 19:01:40.81 ID:IrZ68Ybwo
女「でも、高速を降りて二車線の県道を走っていた時」
女「居眠り運転をしていた対向車線の車がはみ出してきて……」
女「……一瞬でした」
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 19:02:16.48 ID:IrZ68Ybwo
女「すみません……なんだか急に私の身の上話をしちゃって……」
男「いや、いいんだ」
女「……余り他人に話したくない内容だったんだけどなぁ」
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 19:02:51.02 ID:IrZ68Ybwo
男「俺も、君が話しやすいって感じているから」
男「だからこそ、秘書に採用したわけだしね」
女「……でも、それって」
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 19:03:17.92 ID:IrZ68Ybwo
女「部長には、お父さんがいるじゃないですか?」
女「この会社の社長が……あなたの父親でしょ?」
男「…………」
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 19:03:54.84 ID:IrZ68Ybwo
──飲み屋
女「……妹さんが記憶喪失?」
男「誰にも言うなよ? バレると色々厄介なんだ」
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 19:04:30.52 ID:IrZ68Ybwo
女「大変ですね……」
男「昔はそう思ってたけどな……」
男「今は、アイツのためにやれることがあるだけ」
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/12(日) 19:05:03.09 ID:IrZ68Ybwo
女「医療費を稼ぐ為に?」
男「ああ……初めのうちは大変だったよ」
女「……じゃあ、部長」
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2011/06/12(日) 19:05:43.71 ID:IrZ68Ybwo
男「はは、彼女の父親にも言われたよ」
男「『……君は少し異常だな……』ってね」
女「…………」
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