439:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/16(木) 01:52:22.67 ID:dMBO8he/o
男「それは、もう、やめます」
男性「……ん？」
男「初めに謝っておきますね」
440:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/16(木) 01:52:53.36 ID:dMBO8he/o
男「……どうして、親友は死んだんですか？」
男性「…………」
男性「……それは、前に説明したはずだ」
441:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/16(木) 01:53:26.64 ID:dMBO8he/o
男「死因は誰にも言わなかった」
男「葬式でさえ、それを公表しなかった」
男「どうしてですか？」
442:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/16(木) 01:54:42.19 ID:dMBO8he/o
男「『遺体は、激しく後頭部を地面に打ち付けていた』」
男性「……それが、何か問題か？」
男「通常、階段を滑り落ちるなどして転落死した場合」
443:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/16(木) 01:55:15.55 ID:dMBO8he/o
男「ただ、当時の警察は詳細な検死を行う事もせず」
男「アルコール成分が検出されたことから、事故と判断した」
男「けれど、その場にいた一人の警官は思ったそうです」
444:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/16(木) 01:55:58.86 ID:dMBO8he/o
男性「いいだろう、君の言った通り、全てそうだったとしたら？」
男性「真犯人でも見つけて、探偵気取りで、警察に突き出すつもりか？」
男性「それが、君の見つけたやりたいことなのか？」
445:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/16(木) 01:56:58.38 ID:dMBO8he/o
男性「……何が言いたい」
男「兄の死に、アイツは自殺するまで追い込まれていた」
男「今までの仮定を全て考慮して、分かった事は一つ」
446:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/16(木) 01:58:32.03 ID:dMBO8he/o
447:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/16(木) 01:59:19.15 ID:dMBO8he/o
男「前々から、おかしいなと思っていた」
男「そこまでして、彼女が記憶を取り戻す事に抵抗しなくても、と」
男「それも……見知らない第三者を兄に仕立てあげるまでして……」
448:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/16(木) 01:59:47.47 ID:dMBO8he/o
男「俺は……あなたが、アイツに恨みがあって殺したとは思えない」
男「……事故だったんですよね？」
男性「…………」
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