32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/11(土) 19:01:32.56 ID:lr8GisaJo
あァ?おい、寝てンのか?
居間に戻ると、番外個体はソファに寝そべったまま目を閉じていた。
寝顔だけは邪気がねェ。ずっとこの面してりゃァ少しは可愛げガあるンだがな。
にしても、寝るンなら自分の部屋に戻れってンだ。わざわざベッドは買い与えてやったってのに。
……風邪でも引かれたらめンどくせェからな。
「んー……起きてるよ」
俺の声に反応した番外個体は辛うじて、と言った具合に薄く目を開き、もたもたと喋る。
半分寝てンじゃねェか、いいからさっさと部屋に行けよ。
「そだね、そうするよ……」
番外個体は素直に頷くと、目を擦りながらソファから立ち上がった。
そのままのろのろと部屋に向かっていくのを黙って見送る。
よっぽど眠いンだろう、足取りが覚束ないのが見て取れる。
ったく、さっさと寝てりゃいいのに、なンであンなになるまで居間に居座ってたンだか……
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