16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[sage]
2011/06/11(土) 22:36:00.30 ID:goJOdKVm0
唯「じゃあ、また明日ね」
二人きりの部室に、ドラムとメトロノームの音が響く。
律は真面目に練習しているが、私はベースを取り出すこと無くその隣に立った。
律「ん?どうした、澪?」
スティックの動きを止め、律がこっちを見る。
夕焼けに染まったその幼い顔には、似合わない大人の表情があった。
澪「律、お前最近変だぞ。何かあったのか?」
その目が一瞬揺らぐのを見つけた。
そしてたはは、と乾いた笑いが律の口から漏れた。
律「やーっぱ澪にはバレちったかー」
律はそう言って手のスティックを自分の頭に向けた。
哀しそうな笑みを、浮かべながら。
律「なーんか頭に変なのできちゃってさー。記憶障害が出てるんだ」
衝撃。
律が発した言葉はそれ以外の何者でもなかった。
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