28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[sage]
2011/06/11(土) 22:48:18.91 ID:goJOdKVm0
澪「律!!」
ふらふらと歩く律の腕を掴んでその動きを制した。
俯き加減の律の顔を除き込むと、頬にたくさんの細かい涙が伝っているのが分かった。
律「わ、私、怖いよ……。梓のことを忘れて、傷つけて……!
私は、私はいつか皆のことを忘れてしまうよ!!
それでもし、思い出せなくなったら……!!嫌だ……嫌だよ、澪ぉ……」
律はそう言って肩を震わせる。
私は何て声を掛ければ良いのか分からなくて、ただ立ち尽くすだけだった。
そんな私の手から、律はそっと離れる。
律「ごめん、今日は病院行くからもう帰るな」
そう言って廊下をダッシュで帰る律を、私は歪む視界で見送った。
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