29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[sage]
2011/06/11(土) 22:50:20.46 ID:goJOdKVm0
部室に戻ると、まるで通夜のようにしんとした空気が私を待っていた。
唯「りっちゃんは……?」
澪「……用事があるから帰るってさ」
普段の軽音部では考えられないそれが、まるで棘のように私に突き刺さる。
あまりの居心地の悪さにちょっと眉を潜める。
みんなで暫く黙っていると、俯いた梓が口を開いた。
梓「こんなことを言って良いのか分かりませんが……。
私は正直、律先輩のことが苦手、いや、嫌いになりつつあります」
しょうがないことだと思う。
でも私は気持ちが膨れ上がるのを感じた。
それが怒りか、悲しみか、苦しみかは分からない。
紬「梓ちゃん、そんなこと言わないでよ。まあ……今日のりっちゃんはやりすぎだけど」
唯「うん……。あんなこと言うりっちゃん、私も嫌だな……」
戸惑いつつも、唯もムギも賛同の意を示す。
何で、何で、何で……!
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