49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[sage]
2011/06/11(土) 23:44:46.64 ID:goJOdKVm0
律「みんな、そろそろ泣き止めよー。私はまだもう一個伝えることがあるんだから」
律は少しだけ震える声で、でもいつも通りの調子でしゃべる。
もう一個伝えることって……一体何だろう?
律「言うつもりはなかったんだけどなー。……まだ、家族以外知らないことだよ」
私は涙は止まらなかったけど、律の方を見た。
みんなも律を注目している。
律は自らのポケットに手を入れて、何かを机の上に出した。
それはたくさんの薬だった。
律「頭の物を治療するために飲んでた薬なんだけど……これ、効かなかったんだ」
どういう、こと……?
律「何か腫瘍の成長が止まんなくてさ、記憶障害がもっと酷くなるんだ。
今までは言われたら思い出せたけど、これからは言われても思い出せることが稀になっていく。
ほとんど何も、思い出すことが出来なくなるんだ」
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