過去ログ - 唯「私は、誰と恋をする?」 【百合シミュレーションSS】 Part2
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885:1です ◆duJq3nZ.QQ[saga]
2011/07/23(土) 14:58:59.69 ID:RLQsDdtP0


京都の日差しを眩しそうに見上げる姫子を筆頭に、一同は茶房を出てからなんとなく辺りを歩いていた。
いちごも、なんとかついてきているようだ。
姫子が振り返り、皆が顔を突き合わせる。


姫子「もう午後になったねー。これからどうしよっか?」

唯「うーん、そうだね……」


二人が考え込んでいると、通りの向こうから見慣れた女性が項垂れながら歩いてきた。
長い髪を振り乱し、眼鏡外れ、ヒールの靴を鳴らしながらゆっくりとこちらに向かってくる。


唯「あっ! さわちゃーん!!」


唯の元気な声が聞こえたのか、さわ子は顔を上げた。
まるでこの世の終わりを見たような、苦々しい表情が刻み込まれている。


唯「ひいいっ! ……ど、どうしたの?」

姫子「だ、大丈夫? 先生……?」


唯達の近くによると、大きく息をつき、こめかみに指を当てながら話し始めた。


さわ子「……いやね、そのね、『京都の母』に占ってもらって……」

姫子「えっ、先生行ったの?」

いちご「……ちょっと引く」

さわ子「若王子さんって結構毒舌ね……そうよ、占いに行って、それで結果が……」

唯「やっぱりだめだったんだね!! さわちゃんだもんね!」

さわ子「なんですってえええ!!??」


さわ子が思わず唯に覆いかぶさろうとすると、姫子といちごは目をぱちくりとさせた。
二人の視線に気がついたのか、唯の頭を撫でるふりをして、さわ子は怒りを鎮める。


さわ子「そうよ、どうせだめだったわよ……それにしても、あなた達、なんでこんなところにいるの? これからどこかにいくの?」

姫子「あ、いまどうしようかって話していて……」

唯「えーっとねえ……」


*選択肢*

A:「ちょっとこれからどこかに遠出しようと思って!」
   結局午前中はこのあたりを歩くだけで終わっちゃったしね。

B:「この辺りぶらぶら歩いてみようか?」
   お店以外にも何かあるかもよ? よし、行ってみよう!

C:「どうせだからさわちゃんお気に入りのところとかないの?」
   せっかくさわちゃんと会えたしね。聞いてみようか?

D:「うーん、ここで立って考えてみるよー」
   なんだかんだ疲れたね。動かないでしばらく休もうか?

E:「……いっそ旅館に戻ってみる?」
   旅館なら旅館で楽しみがあるしね。



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