過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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◆NqJArk5IVdBU
[saga]
2011/07/17(日) 18:11:11.62 ID:3RNaMLYEo
ワルプルギスの夜の容赦無い攻撃が浴びせられる。しかも、まどかが魔力を強めるに従って、
攻撃は苛烈さを増していた。
杏子「クソッ、こいつ、いくらなんでもしつけーっつうの!」
鎖のフェンスの外で、杏子は使い魔を掃討する。
素早い身のこなしを身上とする彼女は、反面、ダメージを受ければあっさり倒れる脆さが
あるのだが、今のところは消耗も少なく、安定した戦いぶりを見せていた。
マミは攻防に活躍するリボンで、確実に持ち場を守っている。使い魔が側面を突こうとすれば、
その都度、危なげなく銃で撃破する。こちらも、もうしばらく持ちこたえそうな余裕があった。
一方、さやかは追い詰められていた。頑強な体と回復力を駆使し、敵の真正面に立った彼女は、
否応なしに魔力を消耗する。
このまま防戦が長引けば破綻は免れない。
杏子もマミも、それを察して、それぞれの防御壁でさやかをフォローしていた。
さやか「う、く、うぅッ!」
まどか「まだ!? まだなの!? 早くしないとさやかちゃんが!」
矢に集まった魔力は、ワルプルギスの夜を仕留めるには、未だ不十分だった。
共に魔力を込めるほむらも、穢れを蓄積し過ぎている。
ほむら(このままではジリ貧ね。何か手を打たないと)
ほむらはテレパシーを飛ばす。
ほむら『美樹さやか、聞こえる?』
さやか『な、何? 今、手が離せないんだけど!?』
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