過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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◆NqJArk5IVdBU
[saga sage]
2011/07/06(水) 01:21:34.57 ID:qhCRi9rlo
翌日。放課後。
マミに呼び出されて、ほむらはまどか達と反対の方面に下校する。
校門を通るなり、どこからか現れたエイミーがほむらに擦り寄る。
マミの肩に乗るキュゥべえといい、まどかは微笑ましく思うのだった。
まどか達の行き先はと言うと、上条恭介の居る病院である。
歩道橋。
産業道路の上に設置されたそこは、車の交通量は多いものの、歩行者はほとんど見られず、
魔法を使って暴れるには絶好のポイントである。
その場所で、ほむらとマミは対峙する。
ほむら「懲りない人ね。あまりしつこいと、私も態度を考えるわよ」
彼女には先日協力を申し込んだばかりだが、どう見ても良い返事は貰えそうもない状況である。
ほむら「何度聞かれても、答えは同じ。今話せる事は何も無い。
それとも、魔法少女同士の勝ち負けに拘っているのかしら」
マミ「気にしてないと言えば嘘になるけど、そんな理由で戦うほど私は落ちぶれてないわよ。
どうしても、確かめたい事があるの」
マミは躊躇い混じりに続ける。
マミ「ちょっと信じ難いけれど……あなたが連れてるその子、ただの猫じゃないそうね?」
答えに詰まる。
ほむらは攻撃の気配を察知した。
ほむら「やめなさい、巴マミ」
マミ「ごめんなさいね」
またしてもリボンが飛ぶ。ただし、今回の標的はエイミーである。
リボンは宙を舞い、エイミーはからくも難を逃れる。ほむらが瞬時に移動し、庇ったのだ。
だが、移動した先で、待ち構えていたようにリボンが出現し、ほむらとエイミーは共々、
捕まってしまう。
マミが戦いの場に歩道橋を選んだのは、このためだった。移動場所を制限した上で、橋の影に
沿ってリボンを潜ませる。彼女達を捕まえるには、この上なく好都合な場所である。
マミ「今、時間を止めたわね」
ほむらは言葉を飲み込んだが、その表情は驚きを隠せない。
マミ「時間操作の魔術、キュゥべえの言った通りね」
QB「確実すぎる攻撃予測。瞬間移動。予言。これらが全て同じ答えを示していたからね」
ほむら「やっぱり、昨日の一件も見てたのね」
QB「君がいつも追い詰められるギリギリまで時間を止めなかったのは、能力を隠したかった
だけじゃない。連続して能力を使う事ができないからだろう?」
マミ「さあ、教えて頂戴。この子が魔法少女と言うのは本当?
猫の姿でいるのはどうして? どんな魔法で姿を変えたの?」
マミは紛れも無く、エイミーを見て、魔法少女の疑いをかけた。
当然ながら、動物は魔法少女になれない。
魔法少女の素質を持ち得るのは、第二次性徴期の少女である。
ほむらは答えない。
するとキュゥべえがサッと駆け出し、リボン伝いにエイミーの前まで登った。
ほむら「やめて! その子に近付かないで!」
ほむらが力任せにもがくと、リボンは自動的に締め付ける力を強めて、ほむらの体を軋ませる。
マミ「動かないで!」
ほむら「放して! 放しなさい! 巴マミ!」
ほむらの反応は、マミの中の疑惑を確信に変える。
マミは拘束を解かなかった。
キュゥべえの前足が、エイミーの首輪に触れる。すると、首輪は光って形を変え、ピンク色の
宝石になった。
ソウルジェムだった。
それは猫の首を離れ、地に落ちて転がり、垂直に立って止まる。
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