過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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◆NqJArk5IVdBU
[saga]
2011/07/06(水) 20:56:18.77 ID:qhCRi9rlo
ほむらが盾の中の砂時計を返す時、時間遡行の能力が発動する。
帰る場所はいつもあの病室。時間を超えて戻ってこれるのは、ほむらのソウルジェムだけ。
ほむらはそう理解していた。
しかし、目を覚ましたほむらの手には、自身のソウルジェムと、もう一つ、鹿目まどかのそれが
収まっていた。
まどかはその願いにより、時間の概念に縛られない能力を持っていた。
そのため、ほむらの能力に『乗り合わせて』時間遡行を成功させたのだが、ほむらがそれを
理解するには、もうしばらくの時間を要する。
ともあれ、ほむらは目の前にある魂の容れ物がどんな状態にあるのか確認する事にした。
枕元の眼鏡をかけて、ピンク色のソウルジェムを見る。
それが時間を戻す前よりも穢れを溜めている事は、一目見て分かった。しかも、今なお、進行形で
穢れの蓄積は続いていた。
ほむら「まどか!? まどか、しっかりして」
慌てて声をかける。
ソウルジェム自体に聴覚は備わっていないのだが、思わず、そうしてしまった。
まどか『ほむらちゃん……ほむらちゃん、どこ……?』
呼びかけに答えたのか、どうか。
まどかはか細い声で――いや、テレパシーで、ほむらを呼んでいた。
ほむら『まどか! 聞こえるの?』
まどか『ほむらちゃん!?』
イントネーションが変わった。ほむらに気付いたのだ。
まどか『わたし、死んじゃったの? 何も見えないし、感じない、どうして――』
ほむら『大丈夫、あなたのソウルジェムは無事よ。
ただ、ごめんなさい。あなたの体は、前の時間に置いてきてしまった』
それからほむらは謝罪の言葉と、いたわりの言葉を繰り返しかけ続けた。
まどかは最初驚いていたが、状況を把握すると、それほど悲観もしていないようで、しばらくの後、
唐突な言葉を投げかけた。
まどか『ほむらちゃん、皆に会いに行こう? 時間が戻ったなら、皆いるんだよね』
ほむら『それは――』
まどか『そうだ。わたし、わたしに会いたいな。えへへ、今頃、何してるんだろ』
ほむら『! 待って、それはダメ』
ほむらはその経験から、良くない事が起こると直感した。
ほむらは何度も同じ時間を繰り返す中で、自分の能力についていくらか分析をしていた。
試して分かった事もあれば、新たに疑問を抱き、仮説を立てている部分もある。
ほむらが時間を戻す時、時間を超えてソウルジェムだけが病室へ戻る。
それ以外の物は全て前の時間に置いてくる。身に着けていたもの、盾に格納した火器、そして
ほむらの肉体さえも全て置いて、ソウルジェムだけが時間を遡り、そこで一ヶ月前のほむらの
肉体に合流する。
ただ、今の自分自身はソウルジェムに収まっているが、一ヶ月前の自分は違う。当時は紛れもなく
普通の人間だったのだから、その肉体は抜け殻ではなく魂を有するはずである。そこに疑問が有った。
時間を戻してソウルジェムと肉体が合流した時、そこに二人のほむらが存在する事になる。だが、
実際にはほむらの意識は二つに分裂することなどなく、常に一つの魂として在り続けている。
それは何故か。
おそらく、同じ魂が二つ重なると、二つあったものが一つに融合してしまうのだろう。
ほむらはそう考えていた。
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