過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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50: ◆NqJArk5IVdBU[saga]
2011/07/06(水) 20:59:23.17 ID:qhCRi9rlo
 では、このまどかのソウルジェムが『今のまどか』に触れれば、どうなるか。
 同じ事が起きるのではないか。
 あらためてキュゥべえと契約するまでもなく、魔法少女まどかが復活するのではないか。
 そうなれば元の木阿弥ではないか。

ほむら『まどか、私の予想通りなら、あなたは自分の体に戻れるかもしれない。でも待ってほしいの。
   私達には一ヶ月の猶予がある。あなたが魔法少女として体を取り戻すのは、最後の答えを
   迫られるその時まで、待ってほしい。それまでに、今度こそ、私が何とかしてみせる。
   あなたを悲しませる全部を、解決してみせる。あんな悲しい答えを出さないように、
   希望を見つけてみせるから』

 そう言ってどうにかまどかを説き伏せて、ほむらは最後のチャンスを得る。
 今度の時間で決着をつける。ワルプルギスの夜を倒し、諸々の問題も全て解決する。そうして、
まどかの願いを取り下げさせてやる。
 薄氷を踏むような危うさだが、やるしかない。できなければ、まどかはまたあの恐ろしい願いを
叶えようとするだろう。

 ただ、当然の事ながら、体を失ったまどかをそのまま放置するわけにもいかなかった。
 まどか自身が楽観視していても、ほむらから見てあまりに可哀想だったし、五感を全て失った
ストレスでいずれ穢れを溜めこんでしまうのは、想像に難くなかった。
 当面、本人の体の代わりとして、どこぞの誰かの死体でも借りる事をほむらは考えたが、
たまたま試したエイミーの体で上手くいったため、えげつない手段は取らずに済んだ。

 本来、抜け殻の体を操って動く魔法少女達は、条件を満たせば、生きたままの他者の体を乗っ取る
事も、可能だったのだ。
 相手の魔力を大幅に上回っている事。
 弱点であるソウルジェムを、相手の体に十分近づける事。もちろん、直に接触するのが最良だが。
 これらを満たせば、相手が人間である必要さえない。まどかはエイミーをいとも容易く操り、
自らのソウルジェムを首輪の形に変化させ、取り付けた。そうして猫の生活が始まった。

 普通なら、元の体が死んでしまうなど、不都合が多く、実行に移す者は滅多にいないのだが、
このまどかにはうってつけの方法だったと言える。
 エイミー自身もすぐほむらに懐き、時折、体の自由を奪われる事にも慣れて、怖がらなくなり、
まどかの良い宿主になっていった。


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