過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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85: ◆NqJArk5IVdBU[saga]
2011/07/16(土) 17:19:22.42 ID:KDL2y4Vxo
杏子「予知能力ゥ?」

 エイミーは危険を察知して、身をかわした。
 杏子が飛び付いてきて乱暴に身体を揺する所まで、予知が働いたのだ。

杏子「オイ、何でもっと早く……」

 空を切った手を握り、咳払いをひとつ。
 気を取り直して、ニコニコしながら、言い方を可愛い感じに改める。

杏子「まったくもう、そういう事はもっと早く言ってよねェ?」

エイミー「ど、どうしたの? 杏子ちゃん」

杏子「未来が見えるなら、やる事は決まってるじゃん」

 杏子の目が光る。

杏子「宝くじ、買うしかないよねぇ!」

エイミー「……ごめんなさい。できないの」

杏子「え?」

エイミー「わたしの予知は、魔法少女を追いかける形でしか見えないから、
    売り子の魔法少女さんでも見つけないと、そういう未来は見えないんだ」

 杏子の反応が途絶える。

エイミー「ごめんね。てへへ」

 杏子は大きな溜息をついた。

杏子「悪用できない能力なんて持って、どうすんのさ。
  あんた身体も猫だし、ホント可哀想だね……」

エイミー「そんな事ないよぉ」

杏子「じゃ、じゃあさ、大当たりじゃなくても、あたしが買おうとするクジが
  当たりかどうかくらいは、分かるんだろ?」

エイミー「ええっ? それはちょっと……」

 通学路脇の公園。学生が下校を始める時間帯。
 学校に入れない杏子とエイミーは、魔法少女四人が揃うまで取り留めのない話をする。

 今日一番に姿を見せたのは巴マミだった。

マミ「こんにちは。佐倉さん、エイミーちゃん」

杏子「おーう。残りの二人は?」

マミ「先生のホームルームが長引いてるみたい。そんなに時間はかからないと思うんだけど」


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