過去ログ - もしも「まどか☆マギカ」が2クールだったら
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◆NqJArk5IVdBU
[saga]
2011/07/16(土) 21:43:00.24 ID:KDL2y4Vxo
ワルプルギスの夜が生み出す、嵐の中心。そこにほむら達はいた。
彼女達は既にその総力をぶつけているが、ワルプルギスの夜は依然として健在だった。
ほむら「どうして!? 四人がかりでも敵わないって言うの?」
火器は全て使い切った。魔力も消耗が激しい。他の三人も今や防戦一方だ。
幸い、全員軽症で済んではいたが、隙をフォローするために時間停止を使い過ぎたのも、
この状況の一因かもしれないと、ほむらは思う。
一度防戦に回ると、ほとんど取り付く島が無いと言っていいほどに、畳み掛けるような攻撃が
待っている。この戦いはいつもそうだった。
犠牲を惜しむ守りの姿勢では、ワルプルギスの夜には勝てないのかもしれない。
ほむら「虫が良すぎたのね。全部を丸く治めようなんて。
このままじゃ……」
このままでは、結局あの時と同じ、まどかが魔法少女になってしまう。
まどかとエイミーが共に避難所にいるのは彼女達の安全を考えれば当然の事ではあるが、
ほむらにしてみれば人質を取られたようなものでもある。
勝ち目は無い。やり直しも出来ない。
八方ふさがりの状況で、ほむらの精神が絶望に負けそうになる。
ソウルジェムが穢れていく。
だが、新たな魔女を生もうとする、そのサインを見て、ほむらは一つの方法に思い至った。
今まで一度も使った事がない、最後の手段。
以前、他の魔法少女がやったのを見たことがある。
自分自身を投げ打って爆発的な魔力を生み出す、ソウルジェム自爆。この方法なら、あるいは。
ほむら「マミ、杏子、さやか! 聞いて!」
マミ「暁美さん?」
散開して戦う魔法少女達が、ほむらの声に答える。
彼女達はワルプルギスの夜の射程の外で、集結した。
ほむら「このままじゃ、あいつに勝てない。あなた達は一度ここから逃げて」
杏子「はあ?」
さやか「ちょっと、なに言っちゃってんのよ?」
ほむら「出直してって、言ってるの。距離をとって、態勢を立て直すのよ」
マミ「暁美さん、あなたはどうするの?」
ほむら「私はここに残る」
マミ「あなた、死ぬつもり?」
杏子「馬鹿かテメェは」
ほむら「止めても無駄よ」
さやか「止めるに決まってるでしょ!」
ほむら「できないわ」
ほむらが盾に手を触れようとしたその時。
まどか「ほむらちゃん!」
まどかが駆けつけた。
肩で息をする彼女を見て、一同は驚く。
彼女の姿が、既に魔法少女のそれだったからだ。
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