過去ログ - 無垢「フィオナの森は、俺が守る」
1- 20
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/13(月) 12:34:53.58 ID:rcMx1OsAO
だが現実はより悪夢的な方面へと事を運んだ。


「ぶぉおっ」


自分の体を覆う大きな影に、猿人の母は一瞬何が起きたのかを理解できなかった。

しかし全ての悲劇を目の当たりにしたのは直後である。


「ぐるるるる…」

戦斧「! いやぁあぁあ!」


一瞬の間に跳躍したロングホーンは猿人の真上を越えて、投げられた子猿を食ったのだ。

子猿をくわえる大きな口からは、おびただしい量のヨダレが滴り落ちる。


戦斧「その子に手をかけるというのなら…!」


母の死の覚悟は、怒りと戦いの覚悟へと変わった。

何をしてでも子を守る。

使い慣れた自身の獲物を取り出そうと背中へ手をやるが…。


戦斧「……あ…」


斧は逃げる途中で棄ててしまっていた。

もはや逃げる術も、抗う術も残されてはいなかった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/648.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice