過去ログ - 無垢「フィオナの森は、俺が守る」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/14(火) 12:44:27.20 ID:+awdRkhAO
大爆発の影響を最も色濃く受けたのは、他ならぬ闇文明の地下世界だった。
落盤、炎上、汚水の流出から果ては実験動物の脱走まで。
世のあらゆる災厄をこの地に集めたかのような、それはまさに地獄。
かつても無法地帯ではあったが、今はその最たる状況であると言えよう。
生ける屍、亡霊、合成魔獣、全ての種族が苦痛にもがき苦しみ、暴れていた。
闇の支配者達、人型をした彼らダークロードも例外ではない。
ユリア「…」
魔将「ユリア様…」
美しい闇の妃は悲しみに暮れていた。
彼女の目の前には墓“だったもの”があり、中に埋葬されていた死体は大爆発の影響により焼け果て、跡形もなく残っていなかったのだ。
ユリア「…死体が…消えてしまった…」
魔将「…」
ユリア「死体が無ければ!魂を宿せないではないかッ!」
魔将「ユリア様…」
ユリア「兄上の美しい肉体が嗚呼!なんてこと!どうしてくれるの!もう兄上を拝めないとでも!」
魔将「落ち着いてください、ユリア様」
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