過去ログ - 無垢「フィオナの森は、俺が守る」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/12(日) 23:36:38.77 ID:9bnFTYqAO
異変を知ったのは自然の土地だけではなかった。
「おい、出てみろって」
「うるせェ、まだ酔いが醒めてね…」
男が悪友に連れられ、今日も誰かが暴れてグチャグチャになった酒場を出てみると、暗いはずの空が虹色に輝いていた。
「な、言っただろ?ジョー」
ジョー「…ピコラ(職人)が作ったアラテの花火じゃねえだろな、ホーバス」
ホーバス「あいつにこんな上品な輝きを出せるもんかよ」
普段なら“違いねえ”と笑うところを、オーロラの美しさに心奪われたジョーは口に出せなかった。
火山の麓に構える火の文明のうるさい街の夜も、この日は静かであった。
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