過去ログ - 無垢「フィオナの森は、俺が守る」
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634:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/23(火) 07:17:32.36 ID:HAQN5xVAO

偉大「なかなかやるじゃあないかぁ!貴様ァ!」

ガミル「!?」


魔流毒の煙はグレートホーンにしっかりと絡み付いていた。

であるにも関わらず、グレートホーンは雄叫びをあげ続けている。

まるで自身を奮起するように。


そこには身動きの取れない焦りも、苛立ちも、まして恐怖など微塵もない。

にやついた闘志だけが、グレートホーンの鍛えられた肉体から漏れ出しているのだ。



ガミル(消さねば!すぐに!)


ガミルは焦った。

刀を振り上げ、口上も何も無しに、ただちに速やかに斬らなくてはならなかった。

彼は正しい判断をした。魔流毒は効いていないわけではない。しかし、グレートホーンを縛るにはあまりにもか細すぎたのだ。

縛りおけぬグレートホーンは、再び暴れだすだろう。そうなれば、次はないかもしれない。



ガミル「うおァッ!」


容赦なく刀を下ろす。




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