過去ログ - 無垢「フィオナの森は、俺が守る」
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677:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/25(日) 22:09:37.59 ID:WqfEJI0q0
たてがみ「俺が行こう、瓦礫を片付ける」
銀の拳「長居は危険だ、素早く頼む」
たてがみ「5秒でやる」
輪の中の一体が瓦礫に駆け寄り、岩のいくつかを吹き飛ばした。
長く強靭な体毛は鋭利な破片をためらいなく掴み、豪腕はそれを軽々と放る。
宣言どおりの5秒で、瓦礫の全ては綺麗に無くなった。
たてがみ「……」
岩を片付けた炎のたてがみが沈黙する。
作業音も止んでしばらくの静寂が古代の遺跡に訪れた。
銀の拳「……おい、どうした」
たてがみ「無い」
銀の拳「なに?」
たてがみ「穴なんて無い」
瓦礫を全て退けた岩の床には、いくらか砕けた傷があるのみで、カオスワームがもぐりこんだような痕跡はなかった。
たてがみ「……匂いはここで途切れているのに!」
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