過去ログ - 無垢「フィオナの森は、俺が守る」
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795:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/22(土) 21:46:24.65 ID:3b4kUBFy0

『ムゥン! “デス・スモーク”! “トラジック・スモーク”!』


破滅の煙と弱化の煙が空を翔る。

惜しげもなく呪文を行使するブラック・モナークに対し、彼方に向かい合う哀哭の超人(ノクターン・ジャイアント)は、ただただ寡黙だった。



哀哭『“ノクターン・ブレス”……』



巨大な魔方陣から放たれる碧の閃光が、モナークの呪文全てを打ち消し、貫いてしまうのだ。

深夜にまで及び続ける長い戦いは、大地より目覚めたジャイアントが圧倒していたと言ってもいいだろう。



ユリア(モナークが何かと戦い、苦戦している……!何故!?)

魔将「……ユリア、我がガーゴイルが相手を見つけました!」

ユリア「本当!?一体何者と戦っているの!?」



突如として高度な魔術を連発するモナークの様子を間近で見ようなどというダークロードは存在しない。

モナークの変貌からすぐに離れた二人のダークロードは、自身の拠点を隣の山へ移していた。



魔将「……何者……私には、わかりません、ユリア……」

ユリア「秘術の開祖たるブラック・モナークと対等に渡り合うなど考えられない!解らぬはずなど……!」

魔将「わからないのです!あのような巨人、モナーク以外に私は、見たことがない……!」



魔将ダーク・フリードの契約の瞳の中には、しっかりとガーゴイルの見る景色が映っていた。

山の彼方に聳え立つ、見間違えようもない巨大な“人”。


ダークロードは知らない。

古代の英雄達、ジャイアントのことを。



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