過去ログ - 無垢「フィオナの森は、俺が守る」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2011/06/12(日) 23:51:49.06 ID:9bnFTYqAO
この惑星の大半を占める海の中に先進文明を構えた者達も、上空の異変に気付いた。

満月でもないのに異様に明るい夜空の光りは、水中深くを静かに回遊するリヴァイアサンの背に築かれた都市からも確認できたのだ。



「おい、“月”が起動したのか?禁止されていたはずだろ、アクアン」

円柱型のガラス中にいる全身真っ青の――まるでエイリアンのような――男が、隣のチューブにいる男へ話しかける。

アクアンと呼ばれた男は“にひひ”と笑いながら、ホログラムパネルを操作して報告に目を通す。


アクアン「ん〜、“月”を起動した痕跡はないねぇ、かといってただのオーロラといったわけでもなさそうだけど、にひひ」

「…何もなければいいが」

アクアン「なにを心配しているんだい?ウォルタ」

ウォルタ「いや…」


ウォルタと呼ばれた者も、ホログラムにより写された空の映像を目の前に展開する。


ウォルタ「何も…」


水文明の科学力をもってしても解明できていない謎のオーロラは、ただただ不気味に美しい。


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