過去ログ - 無垢「フィオナの森は、俺が守る」
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807:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/24(月) 23:02:01.73 ID:Ra4NH0h40

邪妃「邪獄のギリアムとやら、これからはお前にも動いてもらうぞ」

ギリアム「……」

邪妃「全体の規律に縛られていた闇騎士団は、これより全て私の管轄となり、自由な行動が可能となった」

ギリアム「我に動けと?」

邪妃「そうだ、お前も一応は、立派なデーモン・コマンドの端くれだろう?ならば多少は――」

ギリアム「侮るな」

邪妃「……なんだと?」


グレゴリアの眉の端が吊り上る。

膝を折って地面に腰を下ろすデーモンは、主の怒りに何の反応も示さない。


邪妃「この私に従えないとでも言うつもりか?血の契約を交わしておきながら!再び地獄に戻り、永久にここへ戻れなくなっても良いとでもいうのか?」

ギリアム「敵を“侮るな”と言った」

邪妃「……ほう、敵か」

ギリアム「禁呪によりその一族を追われたブラック・モナークすらも消し去る大地の呪文……ジャイアントはヒトの手には負えない生物だ」

邪妃「……一族?ジャイアント?何の話だ」

ギリアム「古代を知らないとは、嘆かわしい」

邪妃「私を愚弄するか」

ギリアム「空を見ろ、そこに何が見える?」

邪妃「何って……」


ギリアムの杖が示した方向へ、グレゴリアが顔を上げる。

空は辺りに漂う黒煙が邪魔をして不明瞭だったが、その中で太陽のように輝くひとつの光だけは目に付いた。


邪妃「……アルカディアス、か」

ギリアム「古代からの王だ、闇騎士団ならばアレに勝てるのか」

邪妃「……貴様らの眷属、ザガーンか、デスライガーか……その程度であれば……」

ギリアム「話にならん」


デーモンは首を振って呆れた。



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