過去ログ - 無垢「フィオナの森は、俺が守る」
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896:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/07(木) 20:39:15.58 ID:Px4QSVbL0

フィオナ「だがしかし、イノセントハンターよ、お主の力があれば、悪魔神ですら斬り伏せてしまうのかも知れぬ」


小猿に対しての大きすぎる期待を、無茶だ無謀だと言う者はいなかった。


“あいつならばできるのではないか”

そう思う者の方が多いくらいだ。


フィオナ「如水の祠に納められた“無垢の宝剣”、その古き伝承の始まりは、我すらも覚えのない古代のもの」

フィオナ「賢者とも云われる我が、未知の伝承に未来を託すなど。そう笑ってくれ。だが我は嘲られようとも、愚直にもそこに賭けるぞ」


自嘲とも取れる言葉の直後に歪めたフィオナの口元は、不思議と愉快そうでもあった。


フィオナ「イノセントハンターよ、お主が悪魔神を討つのだ。討ち、この世に平和を取り戻してくれ」

無垢「わかった」


二つ返事だった。悩む素振りも見せなかった。相変わらずの意図できない反応に、コートニーは口元を押さえて苦笑した。


コートニー「ヤダって言っても、私が連れて行くわよ。ワームだろうが悪魔神だろうが、どこまでもね」

無垢「そんなことしなくても……」

フィオナ「ふ……」




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