4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:41:42.40 ID:vr2e7Tnk0
翌日、放課後
唯「どうしたのあずにゃん?なんかクタクタみたいだけど」
梓「いえ、ちょっと寝坊しちゃいまして……」
昨晩は早めに寝たはずだったのに、何故か今朝は異様に寝起きが悪かった梓は、ベッドの上でウトウトしている間に遅刻寸前の時間になっている事に気づき、大急ぎで学校へ来た。
そのため朝から疲労はピーク、しかもまだ寝足りないというグロッキーな状態のまま放課後を迎えたのだ。
律「なんだよ梓、練習練習って煩いお前が、今日はサボりかー?」
澪「律! いつもお前がそんな態度だから梓に負担掛けてるんだろうが!」
律「なんだとー!?」
律と澪がギャーギャー噛み付き合っているのを横目に、紬が優しげな笑みを浮かべて梓の頭を撫でた。
紬「まあまあ、あの二人はすこし放っておきましょう。
梓ちゃん、部活が終わるまで寝ていたらどうかしら?」
梓「ありがとうございます。でも私、少しでも練習しておきたいんです。
……先輩方と、一緒にやれるうちに」
梓の一言で、部室内にしんみりとした空気が流れはじめる。
そんな空気に耐えかねたのか、律が突然大声を出した。
律「ま、まあなんだ! 梓がどうしてもって言うなら、今日ぐらい真面目にやってやるか!」
澪「ふふ、たまにはお前も良いこと言うじゃないか」
律「たまには、は余計だろ。ったく」
梓は不器用な律なりの優しさに少し目頭を熱くしたが、すぐに気を取り直す。
梓「じゃあ、練習を始めましょう!」
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