5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:44:35.22 ID:vr2e7Tnk0
練習も一段落ついたあたりで、唯が梓の鞄を指差した。
唯「ねえあずにゃん、どうして今日はスポーツバッグなんか持ってるの?」
梓「ああ、それはですね……」
梓は昨日の事をおおよそ説明した。
つまり、おかしなベルトを拾ったから交番に届けようと思ったはいいものの、ケースが意外に大きく普段使っていた鞄に入り切らなかったので、押し入れの奥に眠っていたスポーツバッグを引っ張り出した、というような事をだ。
唯「ねえあずにゃん、そのベルトちょっと見せてよ!」
唯は顔一杯に純真な笑みを浮かべて梓に擦り寄ってくる。
不思議な玩具と聴いて、興味が抑え切れない様子だった。
梓「……まあ、見るくらいならいいでしょうけど……
これ、誰かの落とし物なんですから、あまり乱暴に扱わないで下さいね?」
律「分かったから、早く早く!」
律もかなり興味津々なようだ。
紬「そうねぇ、私も気になるわぁ」
澪「ま、まあ、ちょっと見るくらいなら構わないだろ?」
珍しく紬と澪も乗り気なようで、梓に催促するような目を向けていた。
こんなに先輩達が興味を示すとは思っていなかった梓は、多少困惑した表情を浮かべつつ、鞄に手を掛けた。
梓「言っときますけど、そんなに面白い代物じゃないと思いますよ?」
律「勿体振んなって!ほら、早く早く!」
唯「早く早く!」
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