過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.11
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◆Neko./AmS6
[sage saga]
2011/10/14(金) 21:13:20.86 ID:BOwqrdO5o
「……それなんですが、赤城先輩は委員会のメンバーにも見せてくれないんですよ。
昨日も体育倉庫に一人篭もってやってたみたいですから」
「お兄さん、わたしも出来るかぎり協力しますから頑張ってください」
「僕もゲー研の後輩として、微力ですが協力させてもらいます。
借り物競争の時間はこの本部に詰めていますから、何でも持っていってください。
パイプ椅子だろうと折りたたみ机だろうと、何でしたらテント一式とか」
パイプ椅子はともかく、テント一式なんて解体してる間に日が暮れちまうわ。
しかし、こうして協力を申し出てくれるあやせや真壁くんの手前、俺も頑張るしかねえな。
あやせを交えて真壁くんと三人で談笑をしていると、
いよいよ俺が出場する借り物競走の開始を告げる放送が入った。
「じゃあいってくっから。……いざというときは、ここへ走り込んでくっからよろしくな」
クラス対抗戦で行われる借り物競争の出場枠は、各クラス五人だ。
一着から順位に応じた得点が入る仕組みで、俺の出番はラストを飾る五人目。
俺の格好いいところをあやせに見せる又と無いチャンスなのに、
待てど暮らせどなかなか順番が回ってこない。
注意深く見ていると、お題が入った封筒を開けるまでは何の問題もないようだ。
しかし、お題を見た途端、絶叫する者や途方に暮れて立ち尽くす者が後を絶たない。
それでもこの春に赴任したばかりの若い女性教師をおんぶしたり、
体育祭実行本部のテントから折りたたみ机を担いで運んでいるところを見ると、
赤城も初めっから不可能な物をお題に選んだわけではなさそうだ。
競技も終盤に差し掛かり、ようやく俺の出番が回ってきた。
俺はピストルの合図とともに駆け出し、箱の中のお題が入った封筒を摘み上げた。
体育倉庫に一人篭もっていたという赤城の顔を思い浮かべながら開封する。
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