過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.11
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824: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/10/14(金) 21:14:43.62 ID:BOwqrdO5o

俺たちをゴール寸前で追い抜いたのは、先ほど本部で見かけた『テント一式』。
しかし、手にはポール一本どころか、お題の書かれた紙しか持っていない。
赤城はお題を確認してからそいつに問うた。

「お題は『テント一式』のはずだが……テントはどうした?」

赤城に問われると、そいつはおもむろにジャージのズボンの中に手を突っ込み、

「…………テントっ!」

「ごぉ――――かぁ――――――くっ!!」

――マジっすか!? 何それ……。
確かにテント一式なんて土台無理な話だし、懇願された先生だって困ったろうよ。
しかし、そんなもんで合格っていうなら話は簡単だ。
俺だって股間を股に挟み込んで、ジャージに両手を突っ込んで胸のふくらみを作れば
即席の桐乃が完成するじゃねえか。

「……お兄さん、何なんですかこの競技。
 まさか、お兄さんまでこんなふざけたマネはしないでしょうね」

「俺の場合は手ブラ――じゃなくて、あやせがいるから大丈夫だ」

あやせが俺の横にいることをすっかり忘れていた。

「ようっ、二番目は我がクラス期待の星の高坂じゃねぇか。
 おまえは確か午前中の綱引きと、この借り物競争にエントリーしてたんだよな。
 ……で、お題は何だった?」

俺は、お題が書かれた紙切れを赤城の目の前に突きつけた。

「……『妹(いもうと)』って書いてあんけど、その子はおまえの妹じゃねぇよな。
 いくら同じクラスのヤツでも、審判という立場上目こぼしするわけにはいかんぞ。
 さあ、高坂、この場はどうやって切り抜けるつもりだ?」


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