116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/06/16(木) 18:54:53.80 ID:OzzV5K4xo
「あーあー、腹減ったなあ……」
上条当麻は、今現在金欠である。
いや、普段から金欠なのだが、今回の金欠は今までにないほど金欠であった。
そんな未曾有の金欠に見舞われた原因は、白き暴食シスターを部屋に置いていたからだ。
全自動食事機と化した白い修道女。
その名もインデックスは、ピザの広告を見て勝手に大量のピザを注文した。
もちろんそんな金はない。
おかげでピザの配達員と揉めそうになった。
と言っても隣人の土御門元春にピザ代を立て替えてもらう事で事無きを得たのだが。
そんなわけで金欠どころか借金をしてしまった上条当麻は、
軽くバイトをして土御門に金を返して綺麗な身になって学生生活を送りたい。そう思っている。
そこで今現在、上条はバイトを探して歩き回っていた。
・・・
学生の街、と言うだけあって学生はたくさんいる。
そのため学生向けのバイトもたくさんあり、その中でも『学園都市・学生支援機構』と言うサイトでは
タウンワークの学生オンリーバージョンみたいなサイトも存在するのだ。
上条もまた、そのサイトで何か良いバイトは無いかなあ、と図書館にあるパソコンを借りて調べていた。
そして、その中で良さげなバイトの一つを見つけた。
『当方が指定する雑用の作業で、内容はその時によって異なります。
時給2000円〜土日出勤可能な方歓迎 年齢・身分問わず 女の子の多い職場です
連絡先は○○○-××××』
作業内容が気になるし、学生向けのサイトで年齢・身分問わずって何?とか思うけど、
時給2000円の女の子多い職場と言うのは魅力的だ。
思わず上条は面接を受けるべく、電話をかけた。
―――これが上条当麻と暗部組織『アイテム』との出会いだった。
607Res/183.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。