126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/16(木) 20:29:03.15 ID:OaTB0ndN0
もしもし、と通話口から聞こえたのは男性とも女性ともとれる中性的な声。
何の御用ですか?と至って事務的なその問いかけに上条は用件を伝え、
「ああ、バイトの応募ですか。詳しい業務内容は当日にお伝えいたしますので
早速明日から来ていただけますか? 申し訳ございません。なにぶん人手が
いくつあっても足りない仕事でして・・・・・・ああ、お名前や面接、審査
等はございません。指定された場所に来ていただければ十分ですので」
上条「あ・・・はぁ」
でわ。という言葉を最後に通話は切れ、上条は携帯を学生服のポッケトにしまい込む。
幸運な事に面接や書類等の面倒ごとは無いらしい。
それが怪しくもあるのだが・・・・・・・
上条「あ、ははー、まあ流石に命の取り合いとかになったりはしないだろー・・・・・なんて」
その言葉があたらずも遠からず、という事に、当然ながら上条当麻は気づけない。そして、
次の日、指定された場所で上条を待っていたのは一人の少女だった。
上条(・・・・あれ?)
そして上条を襲ったのは既視感、違和感、不信感。
「あなたがバイトの人かしら?」
上条「あー、そうだけど、あの・・・どっかで会った事ありましたか?」
「は?」
上条「あ、ああ。いやいやなんでもないっです」
なんだろう、どこかでみた事があるような。そんな事を考え、上条当麻は
よろしくお願いします。と軽く頭を下げる。対し、少女が腕を振り言った言葉は、
「ええ、それじゃ、先に行っててもらえるかしら」
上条「・・・・・・・・」
「・・・あれ?」
こっちの台詞だ。と言いたいところを上条は寸でのところで我慢する。
なんだか上条を目の前にきょとんとしているその『ツインテールの少女』は、どこか
頭を抱えながら、携帯電話を取り出し電話をかけ始めた。
「ごめんなさいね。もう少ししたら向かえが来るから」
上条「はぁ・・・」
何だったのだろうと思い、待つ事数分。上条と少女の前に現れたのは一台の黒いバンだった。
スライド式のドアが開く、降りて来たのは
上条「ーーーーーーーーは?」
一方通行「だァから、なンで雑用のクズ一人の為にわざわざ俺らが時間裂かなくちゃなンねェン・・・・・・・・・」
言葉が止まる。
海原「しょうが無いですよ、これからの仕事は一人でも使える人がいた・・・・ほう、が・・・・・」
息が止まる。
土御門「しょうがないぜよ。それよりちゃんと仕事しない結標には何をし、て・・・・・・」
時が止まる。
結標「しょうがないじゃない。なんでかテレポート発動しないんだから・・・どうしたの?」
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電話の女「あ、指定場所まちがっちゃった。」
麦野「なにやってんのよアンタは」
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『グループに上条さんが参加したようです』
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