109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/19(日) 03:34:23.76 ID:LbhXluK00
隠れ家に戻ってきた垣根は、解析を始めていた。
『滞空回線』なんて代物があったことに驚いたけれど、
アレイスターの情報収集力を考えれば、納得がいった。
『滞空回線』からは凄まじい量の情報を得ることが出来る。
しかしアレイスターと対等に渡り合うには不十分だ。
垣根(ちくしょう……やっぱりこれだけじゃ駄目か)
ガチャリと扉が開く。
目だけでそちら見ると、『スクール』の構成員である心理定規が居た。
垣根「お前、どこ行ってた訳?」
心理「ちょっとお小遣いを稼ぎに。やっぱり学者はダメね。
基本料金をきっちり計算していて、ちっともチップを弾んでくれない」
垣根「ふーん。一時間って時間が生々しいな」
心理「別にやましい事はしてないんだけど。
ホテルの一室に入ったって言っても、雑誌をめくりながら少し話をしたくらいだし」
垣根「……エロい事しないの?」
心理「しないわよ。する必要もないし。場合によっては―――」
彼女は話を続けていたが、興味がない垣根はあまり聞いていなかった。
それよりも、さっさと解析を進めなくてはならない。
垣根が興味なさそうな声で相槌を打っていると、彼女は話を止め、話題を変えた。
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