55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/17(金) 02:58:53.96 ID:WY7TuRtv0
博士「ところで垣根少年、さっきからニヤけているがどうかしたか?」
垣根「いや、……愛生ちゃんファンとメアド交換したのなんて初めてで……」
博士「そんな些細なことに喜びを感じる男だったとはな」
垣根「うっせーな。……なぁ、ラジオの感想とかアニメの感想もメールしていい?」
博士「勿論だとも。豊崎さんについて語ろうじゃないか」
垣根「やった!さっそく今日送るからな!無視すんなよ!?無視したら泣くぞ!?」
博士「ああ、待っているよ」
垣根「死ぬなよ博士。少しでも長生きして愛生ちゃんを応援してくれ」
博士「言われるまでもないさ」
そう言うと、背を向けゆっくりと手を振る。
二人はそれぞれ、別の道を歩いて行く。
二人は振り返らない。
振り返る必要などない。
今夜の“おかえり”と言ってくれるあのラジオで、“ただいま”が言えれば同じ場所に居ることになるのだから。
こうして男達は別れた。
殺し合う筈の二人の男は一人の女性により、“友”となったのだった。
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