過去ログ - ほむら「幸せな明日を迎える為に」
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218: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:36:01.59 ID:Yh4BJeEl0
「あの店ほど美味しくはないけれど」

私はそう言って、紅茶を差し出す。

先輩は一口飲んで「十分美味しいわ」と微笑む。
以下略



219: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:36:48.73 ID:Yh4BJeEl0
「そうじゃない」

「じゃぁ……」

「先輩は、なぜ。なぜ私を信用したの?
以下略



220: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:37:30.94 ID:Yh4BJeEl0
「見学ツアーに連れ出したのは、
暁美さんの監視が目的。あとは。
そうね、鹿目さん達を確実に守りきる為。かしらね」

先輩はそう言ってカップをちゃぶ台に置く。
以下略



221: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:39:21.85 ID:Yh4BJeEl0
「もう1つの方は、貴女と行動したから」

え?

「どういう……」
以下略



222: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:39:58.82 ID:Yh4BJeEl0
「貴女に言ったわよね? 貴女は優しいって。
貴女を見てて解ったわ。
貴女は誰かを守る為に手段を選ばないだけで、
それはちゃんとした正義。善意。優しさなんだって。
キュゥべえの事だって、その通りだった。
以下略



223: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:40:43.40 ID:Yh4BJeEl0
「QBを、殺そうとしたのよ?」

「でも、殺さなかった」

「それは先輩が阻止しただけで……」
以下略



224: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:41:25.21 ID:Yh4BJeEl0
「馬鹿すぎるわ。先輩。そんなことで信用するなんて、
間違ってたらどうするのよ」

「……あら。結局は間違っていないわ。
これが正解だったし。それに……」
以下略



225: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:41:58.96 ID:Yh4BJeEl0
「先輩。貴女は。貴女は優しい人よ。私なんかよりずっと」

「そう? でも、貴女も優しいわよ。私が今ここにいることがその証明よ」

先輩はそう言って微笑む。
以下略



226: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:42:34.06 ID:Yh4BJeEl0
私は先輩を見つめて口を開く。

「先輩は私にとって、きっと。
いえ、確実に。頼りになる先輩よ」

以下略



227: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:44:03.79 ID:Yh4BJeEl0
「先輩、私を頼って。辛い時、泣きたい時。
どんなことでも、私は私が貴女にして貰える慰めを、
貴女に返すから。だから、頼って頂戴。
独りで苦しまずに、ね?」

以下略



228: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:44:33.63 ID:Yh4BJeEl0
先輩……。

先輩が私を見て微笑む。

「でも。これからは……独りじゃない……。
以下略



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