過去ログ - ほむら「幸せな明日を迎える為に」
↓ 1- 覧 板 20
243: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:59:02.31 ID:Yh4BJeEl0
「キュゥべえ!!」
さやかが怒鳴る。
「なんで? 何でそんなこと言えるの?」
244: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 21:59:50.27 ID:Yh4BJeEl0
「そんな……感情がないって……だからって、酷いよ!」
「まどか、私達はそれを承知で魔法少女になった。
だから、QBを責める必要は無いし、
むしろ、私達はそのおかげで守る為の力を得た」
245: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:00:24.76 ID:Yh4BJeEl0
「私達は貴方に感謝はしているけれど……
同時に。ね? 解るでしょ?」
先輩が2人に悟られないようにQBを睨む。
246: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:00:53.85 ID:Yh4BJeEl0
「その為になら、私は平気で悪魔に魂を捧げるわ。
暁美さん。そうでしょう?」
先輩が私に微笑む。
247: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:01:27.63 ID:Yh4BJeEl0
残された私達のもとに、昼休み終了を告げるチャイムが響く。
「さやか、まどか。先に戻ってて頂戴。
後から私も行くわ」
248: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:02:29.57 ID:Yh4BJeEl0
私が首をかしげると、
さやかはばつが悪そうに苦笑して続けた。
「私達の為、でしょ?
私達一般人の為に、2人は……」
249: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:02:58.44 ID:Yh4BJeEl0
「ありがとうございます。
でも、迷惑じゃなければ見学続けさせてくれませんか?」
まどかが真剣な表情で言う。
250: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:04:22.10 ID:Yh4BJeEl0
まどかとさやかがそう言って頭を下げる。
「「……」」
私と先輩は互いに顔を見合わせて、小さくため息をつく。
251: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:04:51.36 ID:Yh4BJeEl0
風は珍しく吹いていない。
空からは太陽が眩しい光を注いでいた。
「先輩……」
252: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:05:24.13 ID:Yh4BJeEl0
「何で震えてたの?
美樹さんが1年後。そう、未来の話をした時、暁美さんは震えていたわ」
先輩がさっきの光景を思い出しながら言う。
253: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:06:09.43 ID:Yh4BJeEl0
「ワルプルギスの夜が倒せなかったら、私達はみんなの未来を守れない。
それが……怖い。怖くて、あの笑顔を失ってしまうと思うと……」
私はまた震えていた。
873Res/289.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。